「コーヒーマーケティングについて学ぶ」

山口県立大学の阿部真育先生のゼミ「コーヒーマーケティングについて学ぶ」プロジェクト演習の授業の一講座を持たせて頂きました。

ゼミの学生がインドネシアのコーヒー農場へ行き農作業やカフェ運営で生じる廃棄物を用いて、現地で何かイベントがしたいとの相談でした。
インドネシアはコーヒー豆の輸出国であり、コーヒー豆の抽出殻から染色しアップサイクルなモノづくりに挑戦することに。

もちろん学生さんは染色は他分野なので、一度SHIKINOKASHAで体験することになりました。
山口県のカフェや津和野や益田エリアでコーヒー豆の抽出殻を収集し染料に。

素材は各自染めたいものを持参。
一度コーヒー抽出した豆なので、殻はなるべく多い量が必要です。
更に其々豆の挽き方、焙煎の濃さも違うのでどのような色味になるか楽しみでした。

もちろんインドネシアだけではなく、日本でも廃棄問題の解決に繋がると考えます。
コーヒー豆は弱酸性なので、土に戻すのもなかなか扱いがむつかしい。

津和野は大学生の存在がほぼゼロに近く、接する機会がなくとても稀有な経験となりました。
自身が染色に出会ったのも学生の頃で、その時師事していた先生が最近他界されたのですが当時の授業のことを思い出し、原点に立ち返ったような不思議な感を覚えました。

作業は皆で協力し合い、とっても素敵なコーヒー色に染まりました。
各々持参した素材の素地の色や風合いによって同じ染料でも色の出方が違い、異なる一点物!とてもおもしろかったです。

講座には山口大学の先生とインドネシアのジョグジャカルタ特別州・グヌンキドゥル県からJICA研修で来られている方々やブラジルからの留学生、そして今回この講座を繋いでくださった島根県芸術文化センター グラントワ「島根県立石見美術館」の学芸員|廣田理紗さんや学芸職員さんも研修&スタッフとして参加してくださいました。
大型バスでの移動講座研修、暑い暑い中での作業ありがとうございました。

今回の染色体験がインドネシアの問題解決の一つとして活かされることを願います。

今後地域に落とし込み、コーヒー抽出豆殻を利用して一緒にアップサイクルな取り組みができたら楽しいだろうなと思いました。
津和野界隈のカフェ、飲食店の皆さまのお声掛けお待ちしてまります。

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