西田和紙工房
島根県浜田市三隅町の地で200年以上続く和紙工房。
石州半紙は、島根県西部、石州と呼ばれる地域で漉かれた半紙(和紙)の総称です。国東治兵衛の「紙漉き重宝記」(寛政十年)によりますと、「慶和同の頃より柿本人麻呂、石見の国の守護職たりし時、民をしてこの製法を教えすかしむ」とあります。古代から石見は朝鮮、支那(中国)と国交は盛んであり、それより以前から製紙が行われていたとみられています。
大宝令の主計式、延喜式のなかに、この地方から中央政府に貢物として紙が納められていたことが記されています。また、商品として輸出されていました。江戸時代、津和野、浜田両藩は紙専売を行い、その振興に力を注ぎ奨励して広く知られるようになりました。
昭和44年に、国指定重要無形文化財に指定され平成21年に、ユネスコ無形文化遺産に再登録されました。工房では楮、三椏、雁皮を全て自家工房で原料加工し,全行程を一貫して行い、良き拘りをもちながら、日々紙漉きを行っています。
アートギャラリーSHIKINOKASHAの改装にあたり障子紙や壁紙の依頼や、オリジナルプロダクト座布団や団扇(柿渋染め+鉄媒染和紙)を製作。
〈取扱い作品〉
便箋、葉書、封筒、和紙(全紙)、団扇/3種(柿渋染め+鉄媒染/SHIKINOKA Original Color)等